クリスタの3D機能について(3)

今回は人間の3Dモデルを使用して絵を描く時に注意したい事についてお話ししたいと思います。

まずは私が3Dモデル素材を使って描いた絵を見てください。

ポーズ参考に使用した3D素材画像

こんなポーズの絵を資料なしには描けないのですが、3Dモデルがあると簡単に描けるのでとても便利ですね。

描きたいポーズと同じ素材を見つけてそのまま描けば完成!

……とはなかなかならないんですよね。悲しいです。

 

 

何故3Dモデルをそのまま描くだけでオッケー👌とならない理由を2つお伝えしたいと思います。

 

まず一つ目

 

自分描きたいキャラクターと3Dモデルのバランスが合わない

 

素材とイラストを重ねてみました

私の場合ですが、この3Dモデルだと頭が縦に長すぎたり、胴体が長いと感じたりと気になる点があったので長さを下絵の際に調節しています。

 

3Dモデルのまま描いていたら、もっと身長が高く、大人な印象になっていたと思います。

 

自分の絵に合ったモデルに調整するか、ぴったりなモデルが見つかればすぐに解決する問題ではあります。

 

しかし、以前「この人は私の絵をトレスしている!」と炎上騒ぎになった時に、たまたま同じ3Dモデルを使用して絵を描いていた。なんてこともあったので気を付けてくださいね。

 

 

そして2つ目の理由は

 

3Dモデルは自由に変形できる

 

です。

3Dモデルは人間の体では出来ない動きが出来てしまいます。

今回使用したモデルでも、背中が丸まっていて腕が前にあるのに肩は外向きに開いていたり、足も本来なら指のあたりで曲がっているのに平らなままですよね。

太ももとふくらはぎもくっついてしまい形が良く分からなくなっています。

正座をしている3Dモデルと実際の写真を見比べてみるとより分かりやすいのではないでしょうか。

 

という訳で3Dモデルをそのままなぞって描くのはあまりお勧めできません。

ですので、アタリとしての使用や角度の確認などでの使用をお勧めします。

 

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